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日記574日目 


2008.10.31
Fri
13:06

※とんでもない妄想捏造。

 ソレが、黒衣をはためかせ、血生臭い路地裏で優雅に微笑めば、死神がきたとしか思えないだろう。
 漂う殺気と、人外の美しさ、ぽっかりと開いた底のない穴のような深淵の瞳。魂を刈り取る鎌こそ持っていなかったが、ソレの周囲だけ、世界が違って見えた。
 そして、青年もまた、ソレを死神だと思い、長くない身が本当に終わりだと確信した。
 天国には、絶対にいけない。ならばこの死神は自分を地獄へと引きずりこみにきただろう。
 ならば、いっそ楽にしてくれ、と身体の力を抜く。未練はたくさんあった。だが、逆になにもないとも言える。
 もう、自分が終わってしまったことを、青年は誰よりもよく知っていたからだ。
 だが、ソレは動かない。
 どこか奇妙に笑って見える表情のまま、青年を見ていた。
 もしかして、完全に死ぬまで動かないのだろうかと考えていると、唇がにっとつりあがる。
 ぞっとしたと同時、なぜかひどく懐かしく感じた。どこかで見たような、思い出せない。血が足りないせいで意識が保てずぼんやりとして思考が回らないのだ。
 大切だった気がするのに。

「君は、ジャポーネかい?」

 ソレは、想像していたよりも少し低い声音で聞く。
 変なことを聞く死神だと思っていると、ソレは返答など待っていないかのようにかまわず言葉を続けた。

「君は運がいい。本当に運がいい。私という存在とめぐりあいながらも、殺されず――お人よしと出会うなんて」

 ソレは、視線を路地裏の向こうへと向けた。
 すると、早足気味の靴音が響き、ひどく早口の罵声が届く。

「おい、化け物。餌でもなんでも見つけて飛びつくのはいいけど、俺をおいていくなつってんだろ!!
 いいか、俺だって好きでお前といるわけ……ちょっと待て!! おま、お前!!」
「誤解すんじゃねえ。こいつは俺がきたときから虫の息だったぜ」

 がらりと、ソレの口調が変わった。
 ひどく違和感がある光景に、青年は多少驚く。

「うげ、こりゃひでえ……あー……こりゃ、ボックス兵器にやられた傷だな……ちっ、気にいらねえな」
「新しいものを嫌うのは年寄りの悪いくせだぜ」
「お前の方が年寄りだろ!! 化け物!!
 で……こいつは……げっ男かよ!! 俺は男は治療しないぞ!!」
「じゃあ、苦しそうだし、俺がここで殺してやるか」
「おい!! いや、あ、医者、医者につれてってやるんだよ、こういうときは」

 目の前で繰り広げられるやりとりに、青年はやっと、ソレが死神ではなく、一応は人の範囲にいるのだと気づいた。
 人でありながら、人の外のものに見える。
(ああ、それはまるで――)

「おい、生きてるなら返事しろよ。意識しっかり保てよ。ほら、医者につれってやるから」

 ぺちっと、軽く頬が叩かれる。
 同時に、かっと頬が熱くなった。
 全身をめぐる血が活性化されたかのように激しく蠢く。

「男の治療はしねえんじゃないのか?」
「応急処置だ。俺は晴れはあんま強くねえし、途中で死なれたら困る。
 っと、かなり失血してるな……造血系のストックはっと……」

 男が自らの指に光る指輪を、ポケットから取り出した小さな箱に押し付けた。
 今度は虫の羽音とともに青年の体が軽くなる。まだ体にだるさはあるが、すぐに死ぬことはなさそうだった。
 まだ危ないが、意識と、体の調子が安定したのを理解したとき、なんとか力を振り絞り、幻術を自らにかける。
 臓器やないものをあるとする有幻覚によるその場しのぎではあるが治療は思いのほか、うまくいった。
 ソレと男が、驚いたように青年を見る。

「ヴぁ、」
「おい、しゃべんな。幻術使ったからって傷がふさがったわけじゃねえんだぞ」

 青年が、ぜいっと呼吸を乱しながら口を開いた。
 男が止めようとするが、青年はソレを見据え、言葉を続ける。

「その黒衣、ヴァリアーの方と……おみうけします」
「おや」

 ソレが、まったく驚いていない風につぶやく。

「そうだよ。まあ、本当は元だけどね」
「ぼ、くの……名前は、ぐいど、ぐれこ……っ……」

 弱弱しい声と裏腹に、瞳には力がこもっている。

「不肖、ボンゴレでは、霧の守護者、クローム髑髏に名前を連ねさせていただいております」
「おいおい、3人目かよ……どうなってんだあいつの霧の守護者は」
「おい、どういう意味だ?」
「ああ、めんどくさいから後で説明する。とにかく、応急処置だし、さっきの幻術程度じゃ……」
「至急、ボンゴレに連絡したいことが……」

 そこで、ごほっと、咳き込んだと同時に、血を吐き出す。
 表面的な傷は見えないものの、弱い力では内臓まではカバーできなかったらしく、痛みがその身を蝕む。
 しかし、青年は必死に口を動かす。

「どっどうか……ボンゴレに……連絡を……」
「おい、もうしゃべんなっつってんだろ」
「む、くろさまが、むくろさま、は……」

 男が、あきれたようにため息をつき、コートの内側から今度は薬を取り出した。
 そして、次の瞬間それを青年に無理やりかがせ、昏倒させる。

「む……く、」
「シャマル、とうとうそういう趣味が露見しやがったか」
「どういう趣味だ!!」

 青年の体を、男はいやそうに持ち上げる。

「ったく、医者だ。医者だ。こいつには色々聞きたいことがあるしな」
「本当にお前はお人よしだな。それで刺されて死ぬぞ。いや、その前に俺が刺し殺してやる」
「おいこら、刃物振り回すなっつってるだろ……あー、ちくしょう……ついてねえなあ」

 青年と、ソレと、男は、ひっそりと夜の闇の中に消えていった。



 続きます(ぇー)
 ちょっと、111部屋みたいに、捏造でレオくん助けてみようぜっという感じのなにやら得たいの知れない気持ちがわきあがったので、形にしてみました。
 なんとか逃げ延びたレオくん。しかし、致命傷なため、ほっとくと1時間後には死んでいるところでした。
 テュルとシャマルが、うっかり拾っちゃったよ!
 そして、結局シャマルが嫌がっても治療することになるよ!
 捏造で、シャマルは雲属性の強い、獄と同じように晴辺りの複数の属性も使えると思っております。
 ちなみに、うちのテュルは嵐属性です。
 内臓をカバーできるなら、傷も幻術でカバーできるだろうという妄想。
 後半では、なんで元なのに制服着てるかとか、一緒にいるかとか、クローム髑髏に名前を連ねると言っているか書いていきたいです。
 2作の予定!!
 あくまで予定!!
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category: 日記

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日記573日目 


2008.10.30
Thu
22:08

「ミイラ男にゴリラ、黒てるてる坊主にオカマにロボ」

 青年は、指をおりながらつぶやく。

「なーんだ、仮装しなくてもいっつもハロウィンみたいなもんじゃん」
「俺のコレは仮装じゃねえぞお」
「黒てるてる坊主ってなにさ、ベル」
「ベルちゃん、女装じゃないからオカマは仮装じゃないわ」
「ごり……?」


 ハロウィンですが、いつもどおり特になにもしません!!
 いつもどおりすぐる!!
 
 そりゃ、スパレオで白蘭にましまろ、スパナに飴をとりーとするレオくんとか、その逆とか、スクコスプレとかレプレちゃんの爆弾発言なトリックとか、ありますが。
 記念日を祝うのは苦手なので……ボスのときもなにもしなかったし……。
 スルー!!(おい

 
 後、黒いグーくんが好評みたいです。
 うれしいです、ありがとうございます。


拍手レス

18:30 こんばんわ、クレオメの人です。
>殺伐レオくん見てくださりありがとうございます!!
 というか、もう、あれはうちではぐーくんという分類にすらなっていそうな気がします!!
 なんででしょう……たぶん、これからもまた、ちょくちょく黒いレオくんが出ます。見逃してくださいませ……。
 
 そして、スクまで見てくださりありがとうございます……。
 スクをもっとごてごてに飾って遊びたいですが、なかなか難しいですね。
 女装とかもっとさせt(撲殺

category: 日記

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日記572日目 


2008.10.29
Wed
08:04

「命乞いですか?」

 ぱちんっと、自らの手中の箱に中身が戻ったことを確認しながら、少年は笑う。
 平凡で、どちらかといえば地味な少年だった。
 東洋人系の顔と髪と肌の色を見るに多少、西洋では目立つが、混血の多いイタリアでは、浮き立ちはしない。目には多少とまるかもしれないが、すれ違ってもすぐ忘れてしまうような、そんな曖昧な印象を受ける。

「少し前まであれほど強気だったのに、情けない……。
 まあ、所詮は……マフィアふぜいか」

 その中で、少年の口から紡がれる口調だけがどこかぎこちなかった。
 まるで、何かのマネをしているかのように、微かな違和感と間がある。

「しかし、命乞いは無駄と知りなさい。僕はマフィアは大嫌いなんですよ」

 いや、口調だけではない。
 少年の、白く小さな手にこそ、本当の違和感、異物はあった。
 夜の闇の中、鈍く光る黒い刃。手にこびりつき、いまだ滴る赤い液体。
 平凡な少年に、あまりにも不釣合いな物騒さが、曖昧な印象を打ち消し、一種の恐ろしさを醸し出す。

「これ以上、情報も吐かないようですし………死んでいただきます」

 笑顔の先にいるのは、初老の男だった。
 体を丸め、怯え、自らの血に塗れて、必死に逃げようとするが、焦っているせいか、はたまた傷のせいかうまく立つ事すらできない。
 少年が、一歩近づく。
 男の口から罵声や、命乞い、あるいは神に祈るような言葉が次々と漏れた。
 そこで、初めて少年は顔を歪める。

「お前は」

 大またに踏み出す。
 そして、手に持った刃ではなく、足で、男の体を蹴飛ばした。
 つま先が腹部に突き刺さり、男は苦悶の悲鳴をあげる。

「お前は今まで、そうやって命乞いしたやつを、助けたのか」

 がつっと、少年は男の頭を今度は蹴り飛ばした。

「マフィアのくせに、人を助けてきたとでもいうのか。マフィアのくせに、誰も殺さなかったというのか。マフィアのくせに、人を殺すとき、殺される覚悟をしなかったというのか」

 平坦だが、熱の篭った声だった。
 さっきまでとは違う口調。
 ただ、それこそが少年にしっくりあっている。

「助けてと叫ぶ相手を、恐怖に怯え泣く相手を、弱者を踏みにじらなかったとでもいうのか」

 マフィアのくせに、っと、狂ったように少年は繰り返す。
 ゆがみ、引きつった表情は、男を痛めつける蹴りとは裏腹に今にも泣きそうで、崩れそうだった。
 息切れし、肩を震わせながら、やっと少年は動きを止める。
 頬を伝う汗を拭い、しまったとでもいいたげにうつむく。

「こんなの、骸様じゃない……」

 がくりと、肩を落として、自分の手の中に箱と刃があるのを確かめる。
 そして、息を吸うと、気を取り直したかのように笑った。



「貴方の情報と名は僕が有効に使ってあげましょう。
 では、さようなら、レオナルド・リッピ」



 静かになった場所で、空を見上げる。
 終わったと、安堵の息を吐きながらも、これではだめだと、首を振った。

「もっと、骸様みたいに、骸様のように、ならなくちゃ」

 手と刃の血を拭い、その場で布を燃やすと、近くに流れる川に流した。
 刃は、ポケットから取り出した箱の中に収め、振り返る。
 赤い血で塗れた白い制服が、目に付いた。
 少年は、憎憎しいとばかりに拳を作り、目を伏せる。

「ミルフィオーレ――」

 その言葉は、ひどく不吉に響いた。

 
 
 殺伐な、黒いグーくん。
 本物のレオナルド・リッピはどうなったのっと考えて、16人目にされちゃったんじゃ……っという妄想。
 どうでもいいですが、死体はボンゴレ関係の人が片付けてくれます。
 うちのグイドは、幼少の折、骸に拾われ、育てられたという設定です。
 そして、骸ダイスキ、骸に憧れてます。やめた方がいいのに、骸みたいになりたい! とかも思ってます。
 ただし、かなり間違った骸観です、グーくんの骸は。
 そのうち書きたいですが、グーくんはマフィアに色々と恨みが……というのも決めております。
 もう、「ミルフィもボンゴレもお互い食い合って壊滅してくれたらいいのに」くらいです。
 でも、本当は純粋で、いい子という面もある。
 いつか、書ければいいな。

category: 日記

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日記571日目 


2008.10.27
Mon
22:46

「おい、いまさっきお前のガキが足ちまみれにして走っていったけどなんだ?」
「なんで捕まえないんだよ、役立たず」
「お前の役になんざたちたくないからだよ、男じゃなきゃ治療してやってもよかったんだけど、あいつ早足怪我してんのに、必死に逃げてたぞ。
 剣の練習という名の虐待もいい加減にしろよ」
「今回は、剣の練習じゃねえぞ」
「じゃあ、なにしてたんだ?
 虐待か?」
「あんまり、かわいいかわいいスクアーロが抵抗するから、足の腱切ってやろうとしたら逃げられた。暴れて手元が狂ってよ」
「まじで虐待かよ!!」
「まあ、次は暴れても手元が狂わないように……きちんと実験しないとな」
「おい、なんだその目、待て、剣持ってじりじり近づいてくんな……やめろおおおお!!」



 応援されて、れおくんを見たら、ちょっとげんきが出たのでかいてみた。
 さつばつブームは続くよ。
 

reo.jpg

touzoku.jpg

 日記が消えたので、もう、改造したやつでもはりますよ。
 書く気が死んだ……。
 明日がんばるよ(おい

拍手レス

21:44 まっくろくろくろなレオ君の話。すごく心に残る話でした。トラウマ効果がこっちに来たかも知れません!
トラウマに!?
 すいません、本当にすいません、でも、いま殺伐ブームなので、まだ黒いレオくんは現れます。
 白蘭は、どんな表情をしたのか。
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category: 日記

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日記570日目 


2008.10.26
Sun
02:08

 はらり、はらり。
 銀の髪の花びらが降り注ぐ。
 それは、まだ茎がついたものもあれば、ただ数枚の花弁だけのものも混じった、色とりどりの花。
 まるで、銀を飾るように紙吹雪のように舞い落ちていく。
 その一つ一つを視界にいれながら、微かに見上げた先に、白を見る。
 白は、ちぎられた花を手ですくい、ぱらぱらと、銀に零した。
 花は、見上げた頬や額、肩にあたって、床に積る。
 白い床、白い肌、銀の髪、そして、多数の色の花。
 まるで、キャンバスに気ままに色を落として染めているようだった。

「きれいだね」

 白は、楽しそうに笑う。
 そして、やっと満足したのだろう、手を止めた。
 
「うん、きれいきれい」

 そんな白を、銀はぼんやりと見ていた。
 なんの感情も浮かばぬ、ぼんやりとした表情。
 言葉に反応することも、髪や服についた花を払うことすらしない。
 ぱちりと、時折まばたきをしなければ、人形と勘違いしてしまうだろう。
 白は銀の髪に手を伸ばした。
 赤い花のひっかかった部分を、整えるように撫でる。

「スクアーロ」

 名を呼ばれ、やっと銀はぴくりと反応する。
 白を写し、首をかしげた。

「びゃく、ら、ん、さま?」
「花が似合うね」

 くすくすと、笑い声が漏れた。

「でも血も似合うよ」

 今度は、血をふらしてあげよう。
 真っ赤な血で君を彩ったら、きっときれいだよ。

 呼応するように、銀も笑った。
 嬉しそうに、それでも、どこかぼんやりと。、

「はい、白蘭様、お望みのままに」

 はらりと、髪についた赤い花が落ちた。



 殺伐ブームまだ継続中。
 花をふらせる白蘭と、ぼんやりミルフィスク。
 なんだか、変な雰囲気に。いつものことですが!
 最初は、白い花だったんですが、色とりどりの花の方が色的に映えると脳内で考えて。
 ま、文章なんですがね!!

 花を降らせる白蘭は、かくといいですよ!(私信


 レオくんを語りにいったら、ばれた。
 だって、嘘をつくのが、心ぐるしかったんだ……。
 でも、今度から名前変えますわ(最低

category: 日記

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日記569日目 


2008.10.24
Fri
00:59

 もっと、もっと、僕を好きになってください。
 僕は、あなたのことを好きになりましょう。
 たくさん、愛しましょう。
 だから、僕を好きになってください。



「レオくん」
「はい」

 呼びかけられたら、答える。
 それは、この世のあらゆるものに向けられるよりも極上の笑顔で、あるいは、照れたような嬉しそうな表情で。
 この人に名前を呼ばれることこそ至上とでもいうように。

「僕のこと、すき?」

 からかうように問われて、顔を赤らめてうつむく。
 なんて恥ずかしいことを聞くのだろうと、少しだけ責めるような眼で見て、黙り込んだ。
 一人だけ、気まずい沈黙。
 対する相手は楽しそうに、にこにこ笑うだけ。
 数秒、間をおいて、口を開く。

「きっきらいでは、ありません」

 引きつり、裏返った声のせいでおかしくなった返事。
 ごまかすような曖昧なものだったが、耳まで真っ赤になって、跳ねまわる心臓を押さえつける。熱くてたまらず、顔をそらした。

「そっか、じゃあ、おいで」

 相手は、満足そうな顔をして、腕を広げる。
 それは、腕の中にこいという合図だった。
 躊躇って、おろおろと視線をさまよわせ、そして、すっと、近くの通信機と扉を見る。
 開く気配も通じる気配もないその二つを確認すると、一歩、足を踏み出した。
 体温が、服越しに触れ合うまでの、短い時間。
 このまま、心臓が破裂するか、内部が煮え立って死んでしまうのではないかという錯覚を覚えながら、近づく。
 そして、腕が握られ、抱き寄せられた。
 間近で嗅ぐ、花と菓子の甘い匂いが、くらりと脳を揺らす。
 思わず、バランスが崩れたことも手伝ってしがみついた。

「レオくんはかわいいね」

 蕩けるような美声を耳元でささやかれ、ぎゅっと目をつぶる。
 髪を撫でられ、心地よさに体の力が抜けていく。

「レオくん」

 名前を呼ばれるたび、どうしようもなく、ひとつの感情があふれ出そうで、相手の服に顔をうずめた。
 近い体温、甘い匂い。
 それを、相手は拒むことなく受け入れ、柔らかな指づかいで髪に指をからめた。

「レオくんは、僕に好きって言ってくれないね」

 顔が、自然と緩んでいた。
 ただし、それは、幸せと恍惚に酔うものではない。
 慕う相手の腕の中にいるときの、顔ではない。

(もっと、もっと、僕を好きになってください)

 ぞっとするほど暗い、感情の殺げた笑み。

(そうじゃないと、あなたを傷つけられない)

 先ほどまで、顔を赤らめ、あわてていた感情はない。

(もっと、もっと、僕を好きになってください。溺れるくらい、狂うくらい、壊れるくらい)
(あなたを愛しましょう、望む言葉を、行動を、心をあげましょう)
(だから、すきになってください)
(そしたら、僕は、いままで言わなかったさいごの言葉をあげますから)

(あの人を傷つけるために好きになろうと思いました。
 演技ではありません。本当に好きです。あなたの言葉に困ってしまうほど、あなたの行動にうれしくなってしまうほど、すきですよ。
 でも、すべては弱点になりえるほど、愛し、深く深く心に傷をつけるために。
 あなたは僕が裏切ったと知ったとき、どんな顔をしてくださるでしょうか。
 僕が失われる瞬間、どう思ってくださるでしょうか。
 どうか、どうか、願わくば、微かでも、笑顔を曇らせてください。
 それが、僕の存在価値ですから)



(だから、そのときはちゃんと、僕を殺してくださいね)



「びゃ、くらん、さま」

 霞む視界。
 喉にこみあげる血。
 動かない四肢。

「あっ」

 最後の、仕上げを。

「ぼく、」

 最後の、しあげをしなければ。
 愛を騙るのは、終わった。
 裏切りの舞台は、終わった。
 主の無事は確認している。
 だから、幕引きを。
 最期で、最上の笑顔で、終わりを飾らなくてはいけない。

「すき、です」

 それまで、決して言わなかった言葉を紡ぐ。
 嘘はなかった。すべては真実だった。
 やっといえたという安堵。この瞬間までとっておこうと、決めていた。
 いつも、とび出すのを抑えるのは、大変だった。
 呼吸すら困難になり、吐息が漏れる。

「びゃくらん、さ、ま、すき、です」
 
 しまったと、感じた。
 目がかすむせいで、白の顔が見えない。
 もう、いいかと、目を閉じる。瞼が重くて、もう二度とあけられそうにない。

「ず、と」

 腕が、勝手にいるだろう方向に動いた。
 さっきまで、指一本も、動かせそうになかったというのに。

「おそばに、」

 いたかった。
 ぼんやりと、自分の声を聞く。
 唇が紡ぐのは、すべて本音だ。
 恨み事はない。恨み、憎むよりも、ただ、願う。その方が、相手が傷つくと知っている。
 想いを、都合のいい方向に、心を守る方に向かないように。自分を殺した言い訳を、作らないように、正当化させない。
 それでも、ただ、ほんの小さな望みが零れる。

「し、にた――く、ない」

 ほほを、涙が伝った。腕が、力なく床を叩く。その音は、できそこないの拍手のようで。
 アンコールのない終幕。
 白の彼が、どれだけ傷ついたか、傷つけた本人は、知らない。



 傷つけるために好きになる。
 歪んでますが、ひとつの愛の形ですね。
 そもそも、愛して失ったら誰だって傷つくわけで、傷つくということは、それだけ相手を愛し、信頼していた証にほかなりません。
 相手が深く傷つくことを望むというのは、深く愛してほしいということ。
 失ってから初めて気づくことはよくあることで。
 もしや、失うことこそ、愛の究極系なのかもしれません。
 そりゃもう、忘れることもありますが、思い出は美化され、死人には勝てず、相手の想いはその時止まって劣化しない。
 まっくろくろなレオくんのつもりが、なんだか変な作品になりました。
 笑顔で他人を踏みにじるレオくんの方がよかったかもしれません。
 しかも、白レオいちゃいちゃ要素をいれたら長く……。
 愛したら裏切られて、裏切られたかと思ったら愛されていて、愛しているのに、愛されていたのに殺して。
 しかし、トラウマレベルのきつさですね。
 雰囲気で、読んでください。


 管理人は、すきな子をいじめたり、傷つけたりするのが大好きです。
 はははははは。
 不幸坂にけり落とす(マテ

category: 日記

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日記568日目 


2008.10.23
Thu
08:17

「ぎゃあああああ! いっそ殺せええええええ!!」

 足が曲がっては間接ではないところで曲がったシャマルは、痛みなどまったく気にせずそう叫んだ。
 いや、確かに歪に曲がり、ズボンを少し剥けばそこには不吉な紫に染まった部分があり、激痛をシャマルに与えてはいた。
 しかし、それよりも恐怖と嫌悪感がこの時点で勝利していたため、シャマルはひどく元気に叫んでしまう。

「うぎゃ!! 誰か!! 誰か助けて!!」

 みっともなく、叫びながら助けを求める。
 助けなどないとはわかっていても、叫ばずにいられなかったからだ。
 もしも、そんなシャマルを傍目から見るものがいれば、知らないものは足が折れた痛みとショックで錯乱したと思うだろう。そして、シャマルを知るものであれば、その悲鳴が別物であると気づきつつも、決して近寄らず、関わらず遠くから冥福を祈ったことだろう。

「うわあああああ!!」

 シャマルは、今、肩に担がれていた。
 足が折れている人間が歩けないとき、担がれるというのは、なんだか理に叶っているようでそうではない。
 はっきりいって、骨折した人間にはよくなかった。なぜならば、無防備な足がぶらぶらと揺れるのだ。そのたびに勿論痛み、折れた部分が傷ついていく。
 じわりとシャマルの目尻に涙が滲む。
 もしも、あとシャマルが5,6ほど若ければ泣き出したところだが、そういう年ではなかった。
 もがくように、腕をばたつかせる。
 だが、がっしりと固定された片腕は細いというのに尋常じゃない力でシャマルを締め付け、離さない。

「大丈夫だ、シャマル」

 ひどく、美しい声。
 うっとりするような微笑みを浮かべ、告げる。

「手当も俺がしてやる」
「いやだああああああ!!」

 ぶわりっと、涙線がはち切れた。
 頬をだくだくと流れる涙が、一瞬血涙と見間違えそうなほどひきつった表情でシャマルは叫ぶ。
 全身の鳥肌が止まらず、顔は蒼白のまま。
 だが、それに反比例するように彼の美貌は輝いていく。
 嬉しげに、楽しげに。
 ただし、その瞳の奥に浮かぶのは、ぽっかりした虚ろな黒だけ。
 それが、シャマルにはいつも不気味でならない。
 その不気味な瞳が間近にあるというだけでシャマルは気が狂いそうだった。

「もっもう、ぜってえ足にだきゃ怪我しねえ、絶対だ!!」
「いつでもしていいぜ?」
「しねえ!!」

 首を左右にぶんぶん振るシャマルを、ますます楽しそうに彼は見ていた。
 


「まあ、獲物は逃げた方がおもしろいからいいけどな」



 ぽつりっと、独り言のようにつぶやかれた言葉は、もちろん、シャマルの耳にしっかり届いていた。



 怪我したシャマルを担ぐテュル。
 だいたい、シャマル20代くらいです。
 しゃまるは、男に触られるのもいやなのに、相手はテュル。しかも、自分が歩けないから担ぐという一般的にやさしいといわれる行為に嫌悪感が隠せません。
 シャマルが苦しめば苦しむだけ、テュルは楽しくなる。テュルが楽しくなると、シャマルが不幸になる。
 なんという循環。
 でも、実際のところ、テュルは楽しいだとか、そういう気持ちがいまいちわかってないので、瞳の奥はものすごい無感情です。
 そのギャップにさらにシャマルがおびえる。
 永久機関にも等しいですね。


 傷つけるために、人を好きになるというのは、どちらがつらいのだろうか。
 ぼつぼつ考えつつ。
 黒いレオくんかきたい><

category: 日記

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日記567日目 


2008.10.22
Wed
01:17

「なんと、いうかね」

 彼は、その外見とは裏腹にしなやかな女性らしいしぐさで、花瓶から一本花を抜く。
 水を切り口から微かにしたたらせる白い花は、満開ではなく、まだこれから美しく開くだろうという大きさで、落ち付きはらっておとなしい。
 その花を一度くるりと指で回すと、そっと慎重に、ゆっくりと、黒い革ばりのソファの上に置く。
 まだみずみずしい花の白は黒に鮮烈に映え、更にその可憐さと儚さ、そしてどこか妖しさを際立たせる。
 彼はそれをしばらく確認するように見、もう一本花瓶からとった。
 今度は、先ほどよりももっと慎重に、吐息が触れれば壊れてしまうものを扱うような繊細に置く。
 さらりと、絹糸のような白が黒の上を流れた。
 溜息をつくようなその光景に、彼は唇を吊り上げる。
 それは、自分の作品に満足する芸術家のもの。

「寝てるときは、スクちゃんって、本当にきれいよね」

 白い、石膏のような肌、光を受け微かに輝く長い銀髪、彫りの深く造詣のそれなりに整った形は、美人というにふさわしいだろう。特に、その表情が眠りという安らぎにゆるめられているからこそ、なおのこと。
 その眩しいまでの白さを彩るのは、黒と、そして純白の花。
 彼が起こさぬよう最新の注意と、美的センスを発揮した結果、最小限の花で飾りたてられ、下品ではなく、華美でもなく、ただ、まるでお伽話の白雪姫のようにそこにある。
 あまりにもそれは完ぺきで、精巧な人形のような印象すら受けてしまう。
 もしも、胸が寝息で上下していなければそれこそまさに。
 うっとりと、彼は見とれた。
 起きたら怒られるではすまないだろうが、いまこの一瞬のためならば、彼は未来の時間をささげてもいいと思うたいぷだったため、気にしない。
 そもそも、彼を相手にして怒りを持続させたり、なにかをするということは、彼らの主以外ではこれ以上なく難しく、それを彼も知っているのだ。

「ベルちゃんは……だめね、絶対起こしちゃうし……マモちゃんに……ううん、モスカ……」

 しかし、この自分の作品を独り占めするのはもったいないと思ったのだろう、頭の中で何人かの名前を出す。
 写真でもとってもらおうかと考えているとき、ふと、一人の名前を思い出した。

「ふふ、それがいいわ」

 満足げな、楽しそうな声。
 そして、花をもう一本とると、寝ている彼の胸の上においた。

「でも……それなら、リボンもほしかったわね」

 そう言うと、そっと立ち上がり、部屋を出て行った。
 残ったのは、飾り立てられ眠る相手だけ。



「あら、ボス、スクちゃんいたわ、寝てるから怒ってあげて。それじゃ」



 花をお題に。
 花で飾りたてられちゃうスクっていいなあっと。
 起きているスクには無理ですが、寝ているスクなら花が似合うと思います!!
 そして、そんなことができるのは、白蘭とルッスだけだっということで、迷った末にルッス。
 あれ、捧げる先を思えば、白蘭がよかったんじゃ!!
 ……また、かけばいいや……(おい

 白蘭に、頭から花をばらばらふらされるみるふぃすくって、ちょっといい。


 せっかく気合いれて、小説かいたら消えるとかやめてくださいよ。
 あうばばばは。
 急になんか止まって、後はあとがきだけ!! やっほー!! ってところでなにゆえこのあわいいパソちゃんは止まりますか?
 いじめ?
 やる気がおきないので、昨日は日記書けませんでした。
 そもそも、そのやる気が起きない中で書いた日記も消えた。
 アクセス集中とか、それ何語?


拍手レス

10/19
23:30 まっくろくろすけなグイドも好きです!とりあえず需要1あります。
需要あった!?
 いっいいんですか!! 黒いレオくんですよ!? というか、グーくんです!!
 わあ、白蘭の心に深い傷を負わせたい!(まて


10/20
20:18 乙女な青春少年山本クン、かわいかったです。窓から元気に飛び出して行ったおかげで了平くんからの好感度(とツっくんの疲労度)も上がっていそうな気がしました。
素晴らしい運動能力を発揮したので、もちろん好評価です。
 それに比例するようにツナの胃痛とストレスもあっぷ!!
 くっつくのが先か、ツナが切れるのが先か、ですね(もちろん後者

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日記565日目 


2008.10.19
Sun
23:48

 やばい、これはやばい。
 山本武という少年は、そう思っても自分を止めることができなかった。
 そもそも止められたならばそう思うことすらなかっただろう。
 目の前に突き出された手をとって、思わず恭しく騎士が姫にするような触れるだけのキスをしてしまったとき、山本武の心は爆発して死んだ。
 しかし、体は生きているわけで。
 山本武は、自分のしてしまった行為の結果の中にいる。
 沈黙と、硬直。
 回想する。
 なぜこんなことになったのか。
 そう、そうだっと、山本武はまったくうまく働かない頭で考えた。さすがについ数十秒前のことは思い出せたらしい。
 手の、話をしていた。
 野球している自分と、ボクシングをしている相手の手、どちらが大きいかという話。
 ボールを握ったり、バッドを握る山本武の手は、標準よりも高い身長もあわさって大きい。対する相手は、身長こそ山本武よりも低いものの、年齢と、ボクシングをしているため、無骨で指も長い。
 正直言って、手を合わせてはかってみたらと言われたときでさえ山本武の頭は爆発寸前だったというのに、相手がひどく乗り気で目の前につきつけてくるのだから、山本武は相手が愛しくいてたまらなくない。
 山本武は恋をしていた。
 一人だけ、友人に漏らした以外は誰も知らない恋だった。
 いつか伝えないとじりじりしている、ひどく稚拙な恋。
 そんな相手の一部が目の前にあったとき、山本のもともとそうない理性が完全に切れた。
 暴挙というにはあまりにもささやかな、それでいて違和感のある行動。
 穴があったら飛び込みたい、屋上があれば飛び降りたい。
 そんな気持ちで、山本武は動かない。
 そして、最初に動いたのは相手だった。
 少し驚いたようにぽかんっとした表情が、変わる。

「ああ」

 なにかを、納得したような声。

「ささくれがむけて血がでていたな」

 山本武が、再び硬直した。

「舐めて消毒しようとしたのだな。だが、極限心配はいらん、指は自分でなめられるのだ!!」
「お兄さん、そうじゃないですよ!!」

 思わずっと、いうように、やっと、相手以外の少年が動いた。
 反射的につっこみをいれてしまいはっとしたような顔になる。
 そして、そのまま視線は山本武に向けられた。

「ん、山本、どうした、顔が極限赤いぞ?」

 その一言で。
 山本武は切れた。
 ぶちっと、どこかでなにかが切れる音がしたと同時。
 ひどく、ひどく素早い動作だった。
 誰も、とっさに反応できなかった。
 いや、まさか、誰もそんなことをするなどと予想していなかったからだ。


 端的に言うと、山本武は、自分のすぐ隣、あいていた窓から外へと、飛び出した。


「やっ山本おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!?」

 幸い。
 幸い、そこが2階であったことと、山本武の鍛えられた体と運動神経により、危なげなく着地。
 そして、さも、少女マンガにありがちな顔を押える動作で走った。
 その速さといったら、誰もこえがかけられないほどに、砂煙をあげながら走っていく。
 
「もう、この唇洗えない……!!」
 
 どれだけ走っただろうか。
 やっと立ち止まった山本武がつぶやいたのは、そんな言葉だった。



 山りょが急に書きたくなって。
 うちの山本はおかしい。おかしすぎる。乙女んだよ。
 公衆の面前で、りょったんの手に口づけちゃう山本の理性の切れ方ってどうなんでしょうか。だって、でも、山本は先輩とは二人っきりだと上手におしゃべりできなくなっててんぱっちゃうから、第三者がいないと……(おかしい
 そして、うん、まあ、山本、唇は洗いなさい。
 しかし、普通の山りょよりも、にょた本(女体化山本)の方が人気が高い不思議。
 どういうことでしょうか。

 火曜の夕方くらいから、リボ茶をしたいとたくらんでます。
 誰か、遊んでください……。
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日記564日目 


2008.10.19
Sun
22:05

「夢を見ました」

 とても、しあわせな夢だったと、青年は語る。

「本当に、とても、しあわせな夢でした」

 小さく微笑みながら、不意にうつむいた。
 その仕草は、しあわせだと語り、笑っているのにひどく弱弱しい。
 ぎゅっと、小さく服の裾を握った。

「ありえない夢でした。だから、しあわせでした」

 声と体を震えさせながら続ける。

「あなたが、でてきたんですよ」

 深い、間があった。
 言うべきか迷うようなそぶり。
 やっぱり、なんでもないんですっと、言いたげな表情。
 それでも、次の言葉が出た。

「あなたが、僕の手をとってくれて」

 服の裾をつかむ手に、更に力がこもった。
 白くなるほ握られた手は、青年に痛みを与えているだろう。
 けれど、そんな手のことなどどうでもいいかのように、口は動く。

「僕に言ってくれたんです」

 まるで、その声は悲鳴のようで、もう言いたくないという感情がこめられているというのに。
 口が止まらないかのように、音を吐き出す。

「一緒に、逃げようって」

 苦しげに、笑顔が歪んだ。
 東洋人に似た黄色がかった肌がみるみる血の気を失い白くなった。
 体の震えは強くなり、服をつかむ手は、自分自身を抱きしめるように肩に食い込む。

「僕に、逃げようって言ってくれたんです。すべてを捨てて、どこか遠くへ、誰も知らない場所へ。
 逃げてしまおうって――」

 はっと、息をつまらせる。
 瞳には、じわりと涙がにじんでいた。
 今にも、倒れてしまうのではないかというほど、青年は追いつめた表情で、更に言う。

「そして、僕は」

 僕は、

「はい、って、言ったんです」

 ただ、「はい」と。
 肯定の言葉を。 
 たった二音の、ひどく遠く苦しい言葉。
 ありえない、言葉。

「夢だとわかって言いました。そんなこと、現実にはありえないとわかっていいました。あなたが逃げようと言ってくれることなんてないってわかってて、ただ、目先のしあわせをつかみました。
 もしもこれが現実だった、僕は、はいなんて言わなかったでしょう。
 曖昧に笑ってごまかして、なかったことにしたでしょう。あるいはきっぱり拒絶したかもしれません。
 でも、僕は、はいと、言ったんです」

 それは懺悔だった。
 罪を負ったものが吐き出す告白。あるいは、自らを責める告発。

「僕は、僕は卑怯です。現実ではそんなことできもしないくせに、ただ、夢だってわかっていて答えたんです。自分がしあわせになればそれでよかったんです。
 そんなの、夢であったって、あの方への裏切りだ。あなたへの侮辱だ。
 それなのに」
 
 涙は、最後までこぼれなかった。
 喘ぐようにひゅうひゅうと呼吸しながら、自分を責める言葉を並べたてる。
 おそらく、これを口にしたのも、自分を罵ってほしいからだろう。

「ごめんなさい」

 謝罪の言葉が出れば、あとはそれしかもう青年は喋ることができなかった。
 それ以外の言葉を忘れたかのように繰り返される。
 しばらく、それをじっと見ていた彼は、そんな青年のまずは手を握り、そして、腕の中におさめた。
 青年は微かに抵抗したが、腕が離れないことを理解すると、一度だけ、ひきつった喉を吐息で震わせる。

「ごめんなさい、僕は、あなたのために死ぬことも、あなたのために生きることもできなません」
(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、僕は、この体も心も魂ひとかけらだって、僕はあなたにあげられない。
 きっと、僕はあの方のために死ぬだろう。今だって、あの方のために生きているのだから)

 こぼれ、流れ落ちない涙の雫だけが、青年が相手にささげられるものだった。



 レオくんをいじめると、心が痛みますね!(笑顔で言うな
 白レオとか、スパレオみたいな雰囲気で書いてみました。
 どちらでもいい感じです。
 夢の中で逃げようって言ってもらえて幸せになるレオくんは切ない。夢の中でしか肯定できないのも辛い。
 あっしあわせはわざと幼さとか稚拙さを持たせるためにひらがなにしました。
 まったく、効果はでておりません。

 裏切りものの罪人ゆえに、断罪を待ち望む。
 ほどよく打算的で、卑怯で、純粋な臆病なレオくんは好きですか?
 とりあえず、いつか逃げちゃったレオくんというのも書きたいですが、心が壊れてしまいそうで恐ろしい。というか、そんなレオくんもグーくんも需要ねえよ!!
 あと、真黒なグーくんを書きたい。白蘭の心にひどいトラウマを残すようなグーくんが……。
 うん、需要もないのに何書きたいんだ。私は。
 しかし、駆け落ち萌え。
 


 長い不遇の時代が終わったと思えばネットにつながらず不貞寝しました。
 なんだか、線がそろそろやばいらしく、片方使えないともう片方のPCも使えないのでぐったり。
 なんとかつながりましたが、一日終わりかけ。
 ちくしょおおおおお!!
 日記書かせろ更新させろー!!

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日記563日目 


2008.10.18
Sat
00:05

「よし、シャマル、脱げ」
「うぎゃー、いつもながらすげえ唐突だー」
「やる気ねえ悲鳴あげるなよ」
「うるせえ、お前の唐突さにはもう慣れた」
「そうか、じゃあ、脱げ、皮膚を」
「グロいし怖っ!?
 どこからそんな発想きたんだよ、誰も喜ばねえよ。そもそも俺が服だろうが皮膚だろうが脱いで誰が喜ぶんだよ!!」
「俺は喜ばないぞ、変態」
「え、なにそれ、まるで俺が脱ぎますって言ったみたいな態度と顔は!?」



「という、自動シャマル型つっこみ機を作らせてみた。音声はばっちり収集したお前の生ぼいす、お前の思考に限りなく近づけたAIも搭載している」
「壊せ」
「壊せ」



 ロボというお題を突然いただいたので、自動つっこみ機を。
 ちなみに、外見はまだできていません。箱形です。
 自動つっこみ機にも、壊せとつっこまれる。
 笑いどころはどこでしょう。
 


 えろいすぱれおをかきたいけど、需要も供給もない。
 不思議!
 火曜日、時間があればリボ茶したいです。
 誰か、きてくださいますように……。
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日記562日目 


2008.10.17
Fri
23:01

「雲雀は武器使ってくんだぞ。しかもとげとげのやつな」
「ボスだって、土鍋とか凶器にしやがるし、言っとくが、ボスの拳だって、ブーツの踵だってそこら辺の鈍器よりもつええぞお」
「なんだと、雲雀だって素手で強いんだからな!!」
「死ぬ気の炎もうまくつかえねえガキのパンチなんざハエが止まった程度だろうがあ」
「お前は殴られたことないからそう言えるんだ!!」
「そりゃあこっちのセリフだあ!!」



「なあ、骸」
「なんです、沢田綱吉」
「DV自慢ほど、見ていて切なくなるものはないんだけど……」
「そうですね、まったく――あなたの拳が一番痛くてすばらしいというのに」
「………」
「クフフ、スクアーロの方の彼は知りませんが、確かに雲雀恭也のトンファーはたいした威力でした。戦闘センス、腕力、踏み込み、間合いもすべて完璧ですが、あなたのあの怒りに満ちた拳の足元にも及びません!」
「よし、死ね」
「罵倒の言葉もやはり、あなたならば心地いい!!」
「きも!!きもいよ!?」
「というわけで、混ざってきます」
「もういいよ、つっこみ疲れたよ」



 なにが書きたかったのか迷走した。
 なんか、スクと獄という我が家のDVCPが最初はこの傷見ろよっと、愚痴を言っていたのに、「まあ、どうせお前なんてその程度の傷だけどな」みたいな雰囲気になり、最終的にはDV自慢が始まったという流れです。
 そして、一方的にツナが嫌悪し、虐げているため、CPだけどDV(夫婦じゃないから)じゃないというツナ骸をブレンド。
 ツナがつっこみ疲れました。
 俺も疲れています。


 関係ないけど、アニメのレオくんは作画がひどいせいかかなり17歳よりも大人っぽく見えます。
 いや、悪いとは言い切れないんですが……なんか、やっぱり、わかっているけど、違う……。
 ちょびっとりぼマッドを久々に漁っていたら、レオくんが白蘭にばれて骸にあれするシーンで(なぜ濁す)レオくんがずっと大人に見えました。ああ、グーくんだからか、ならばしかたない!!っと自分をごまかしつつ、きている服の色がどうなのだと思ってしまう……レオくん、白似合うよ、白……。
 あと、ちらちら見聞きする情報が、レオくん腹黒説。
 まあ、グーくんだしなーっと思いつつ、うちはほとんどレオくんとグーくんが分離しかかっているので恐ろしいです。
 うちのレオくんもそれなりに腹黒だったりしますが、根がまじめ&純粋なところでねじ曲がっているので、振り回されやすいです。後、実はいい子なので演技しているうちに情が湧いたり、良心がちくちくしてます。
 そんな俺設定。
 小さいとき、骸に拾われて骸ファミリーに溺愛されて育ったという感じなのでしかたないです!
 

 実習終了。
 お疲れさま、自分。
 いろいろありましたが、とりあえずは全部明日にして、今日はのんびりまったり方向で。
 リボ茶もしたいですねー。
 CPフリーダムで……。
 火曜当たり狙い目……。
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日記561日目 


2008.10.14
Tue
20:44

 まだあどけなく幼い子どもを抱き上げ、青年はその髪に顔を埋める。
 安心したかのように目を細め、息をつけば、頭皮がくすぐったいのか、ほんのり肌を赤く染めた子どもは身を捩った。
 青年は子どもが落ちないように、逃がさないように腕の力をこめると、髪に頬をこすりつける。
 子ども特有の細くてさらさらの髪の感触を楽しみ、次に困ったような顔を覗き込む。

「スパナさん、くすぐったいです」

 そう、目を合わせて訴える子どもに、青年はにっと微笑んだ。
 唇が愛しげに2音を紡ぐ。

「レオ」
「れおじゃ、ないです」

 きゅっと、子どもは小さな手で青年の肩をつかむ。
 不満そうな表情と声とは逆に、顔はますます赤くなっていく。

「レオ」
「……グイドです」

 青年は子どもの前髪に口付けた。
 小さく、触れるだけのものだったが、子どもは耳まで真っ赤にしてうつむいてしまう。
 それでも、青年の腕の中であるせいか、少し持ち上げられれば、見上げるように顔を覗き込まれる。

「レオー」

 子どもは返事をせず、自分の顔を隠すために今度は自分が青年の髪に顔を埋めた。
 金色のふわふわの髪からは、機械油と鉄の匂い。 
 すっかりしみこんだその匂いは、あまりよいにおいとはいえなかったが、なぜか落ち着き、懐かしくなる。
 そんな感覚を得るとき、子どもはいつも泣きたくなるほど胸が苦しかった。
 きゅうっと、肩を掴んだ手に力がこもる。

「レオ?」

 不意に異変を感じた青年が呼ぶ。
 けれど、子どもは答えない。
 泣かないように必死に堪えて、顔を隠す。
 青年は少し考えて、片手でツナギのポケットを探る。

「レオー」

 もう一度呼びかけ、自分の頭の上に取り出したものを差し出す。

「飴、食べる?」

 子どもは、黙って飴を受け取った。
 そして、吐き出したかった気がする言葉とともに口に閉じ込める。
 甘い味と共に言葉は胸にたまり、熱くなる。


(ぼくは、)
(ぼくは、このかんじょうのなまえをしらない)
(ずっと、ずっと、まえはしっていたきがする)
(なんでわすれてしまったんだろう)
(ぼくは、そのことばをこのひとにいわなければいけないきがするのに)


 熱い焦り。
 子どもは、その感情の名を知らなかった。
 恐らく子どもがその感情の名前を知るのは、もっと、もっと成長しないと無理だろう。

(あとなんこ、ぼくはことことばをいえずにあめをたべるんだろうか)



 7歳やり直しレオくんなスパレオ!
 続きじゃないです。けど、設定は同じ感じで。
 まだ、子どもだから、愛だとか恋だとかは難しくて、魂に刻まれた言葉をどうしてもうまく表現できません。
 スパナがあの時に言いたかった「逃げよう」っという言葉と同様に、17歳のレオくんが言いたかった、言葉。
 いちゃいちゃしてるけど、切ない感じが出るといいなっと思いました。
 ちなみに、この後また、スパナに誘拐未遂されます。
 スパナのレオくん愛しいゲージがMAXになると誘拐は発動。
 全てを捨てて逃げられたらいいのにね。


 スパレオもらったどー!!
 うおおおおおお!!
 もっもえ!!
 ひゃあ、他人様のスパレオ小説!!
 萌え!!
 あの関係とか、文章とか、いちゃつきとか萌えー!!
 ありがとうございました!! ありがとうございました!!
 最高の誕生日プレゼントでございます。
 うひょおおお!!(落ち着け。



 そして、見つけたうひょー。
 さっさんかしたい!!
 でも、時間が……あーうー……。

takeout2.gif
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日記560日目 


2008.10.07
Tue
23:39

「シャマル、契約の言葉を唱えろ、そうすれば、お前のこの後の人生と幸福と死後の魂を引き換えに勝利を与えてやるからよ」

 まるで、神が美を追求した天使のように美しい姿に、欠けた片腕、老人のような白髪と黒の相貌はどこまでも深く、穴のようであり、外見とは裏腹に、中身をあらわしたような黒々とした巨大な翼と同じ色をしている。
 ―ー悪魔、その一言に値する存在。
 そう、神の名をもつ悪魔は、傲慢に言いはなった。
 俺は、まったくもってまぞひすてぃっくなご趣味は女性相手にしかもっていない。女性に狂わされる人生ならばまだいいが、こんな化け物悪魔に言葉にした瞬間、そこから先の人生台無しの2乗であるとわかりきっていることに賛同などできなかった。

「じゃないと、死ぬぜ」

 賛同はできない。
 しかし、まさに悪魔の言うとおり、実を言うと俺は死にかけていた。
 正確にいうと、殺されかけている。ちょっとしたいざこざに巻き込まれてしまった俺は、とんずらこく途中何発か、腹にくらってしまったのだ。すぐに治療すればなんとかなるが、敵に追われている状態では難しい。
 かといって、逃げきることも、この傷では難しい。
 ならば、どうする。
 選択肢が目の前にぶらさげられていた。
 契約すれば、助かる。

「断る」

 けれど、屈したくなかった。
 何よりも、不幸よりも、生よりも、理性よりも、感情が上回った。
 屈したくない。この悪魔にだけは。言いなりにされても、いいようにされても、もてあそばれても。
 決して、屈するものか、それだけが、人のアドバンテージなのだから。

「帰れ、どっかいけ、俺の前に顔出すな」

 一通り拒絶の言葉を吐き出すと、息切れとめまいよぎる。
 死の恐怖。
 それでも、意地と見栄を崩せない。
 
 だからこそ。

 悪魔は、笑う。

「しかたねえな、シャマル。じゃあ、俺が殺してやる」

 さくり。
 血が、噴き出した。
 さくり。
 肉が、切れる。
 さくり。 
 骨が刻まれる。
 さくり。
 瞬きした。

「やっぱり、てめえは俺が殺す。だから、今ここで、こいつらに殺させないことに、決めた」

 あっさりと、あっさりと追ってきた敵が、分割されていく。
 けたけたと、ちっとも楽しくなさそうに笑う悪魔に、俺は心底寒気が走った。
 やば、選択間違った?
 そんな、死選んだときよりも恐ろしい感覚が走る。

「てめえのこの後の人生と幸福と死後の魂も、ぜーんぶ、いらねえ。だから、俺が殺す」

 ああ、悪魔に気に入られた。



 悪魔てゅると、ただの人シャマ、というパラレルだったとさ。
 はい、すいません、出来心でしたー!!
 あからさまなパラレルが書きたかっただけです!!
 はい、寝ます!!


 スパレオを某様のところで見たあと、某様にスパレオ小説をもらえるらしいです……!
 幸せで死にそうです!!
 あばー!!(喜びの悲鳴・キモい
 すぱれおー!!
 何事も、いってみるものですね。一瞬の恥のために、永遠の萌を失うわけにはいきませんもんね。
 うんうん。 


 アップをとてつもない時間忘れていた日記を発見。
 全私が泣きました。
 なにか足りないとは思っておりました。
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日記559日目 


2008.10.06
Mon
07:30

 頭にのせられた濡れタオルがかえられるのを目でおい、嬉しげに目を細めた。
 外は微かに肌寒く完走して季節。
 部屋の中は暑いほど温まり、しっとりと空気が重い。
 少女は、その部屋のベッドに寝転がり、伸ばされる手にすりよった。

「レプレね、おかぜのときすき」

 その白い肌をほんのりと朱に染め、汗を浮かべながら乱れた声で少女は言う。
 喋るなという制止の声が聞こえたが、やめない。
 ふうっと、熱い息を吐き、笑った。

「だって、ママンとパパンが、ずっといっしょにいてくれるんだもん」

 こほっと咳き込みながらも、ちっとも、苦しくなんかないというように頭を振る。
 普段ならば左右で揺れるはずの髪はほどかれ、流れるままにシーツの上乱されていた。

「レプレ、ママンとパパンが……いっしょにいるところ、だーいすき」

 ずっと、かぜでもいいくらい。
 さすがに、その言葉は口にしなかったが、それが少女の本心だった。
 一日中、それも少女の前で少女の父と母が一緒にいて、かまってくれる。
 少女にとって、最高の幸せ。

「ずっと、いっしょにいたら、いいのに……」

 頬を撫でるぎこちない手が止まる。
 少女の目が、すうっと、閉じて言ったからだ。 
 慌てて呼吸を確認する少女の父に、少女の母が声をかける。

「寝ただけだあ」

 薬がきいたのだろうと。
 そして、少女の母は、少女の父の隣に椅子を出すと、座る。

「ボス、仕事あるのはわかるけど」

 ちらりと、銀の瞳がうかがうように向けられる。

「せめて、レプレが起きるまでは一緒にいてやってくれえ」
「……当たり前だ」

 少女の父の即答。
 最初っから、そういうつもりだと。
 少女の手を握る。苦しげにうめく表情を、少しでも緩める為に。



 おかぜをひいたレプレちゃんと、パパンとママン。
 こういう雰囲気は珍しいのでやってみました……。
 しかし、難しい。普段やらないことってまあ、普通に難しいですよね!
 がんばります。 


 CPとか、捏造の説明をどっかにおきたいなーっと思いつつ。
 まとめると膨大になってしまいそうで恐ろしい。
 というか、レプレ部屋とレオ受け部屋を作って日記ログをなんとかしないと……。
 どんどん増える。
 でも、実習が終わるまでは無理だと思います……。ううう…・・・。


 他人様のスパレオをどうにかして見る方法。
 レオ受けサイト巡って、キリ番狙って、キリリクしまくる!!
 革新的!!


 結論:迷惑だからやめろ。


16:01 本当に誘拐しちゃった!連作になったらうれしいです。
ぱっと短くまとまったので書いてみました……誘拐未遂犯にドキドキするレオくんって……。つり橋効果……?(台無し
 続きは、努力します。
 いちゃいちゃさせたいので……!!

20:04 犯罪スパレオたいへんMOEました。純真無垢なレオにいたずらし放題できゃっほうです。すいません。知らないのに覚えてるってもどかしくていいですね!思い出もなにもかもやり直し。せつない。
そりゃもう、知らないことをいいことにあれやこれや……。恥ずかしいけど、よくわかってないし、抵抗も小さい、うん、犯罪です。
 知らないのに、魂はいつだって覚えてます。レオくんは骸側の人ですからね。そういうお電波で輪廻なこともやってくれます。
 今までを取り戻すのは無理だけど、これからを二人がつみあげていけたらいいなっと思いました。

category: 日記

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日記558日目 


2008.10.05
Sun
01:38

 ぼくは、グイド・グレコといいます。
 ムクロさまがつけてくれたなまえです。みんなグイドとよびます。
 でも、ひとりだけ、ぼくのことをべつのなまえでよぶひとがいます。
 そのひと、スパナさんは、ツナヨシさんがつれてきたひとで、ぼくの、たいせつなひとだっていいました。
 ぼくはあったこともないひとにそんなことをいわれてびっくりして、ぼくはグイドですっていったけど、スパナさんはきにせずぼくをだっこしました。
 ムクロさまとか、ランチアさんにしかぼくはだっこされたことがないので、またびっくりしてかおがあつくなってしんぞうがどきどきいいました。
 しらないのに、わからないのに、スパナさんはムクロさまとかクロームさんみたいにぼくにすりすりってして、どきどきがとまらなくて。
 なのに、なのに、すごく、なきたくなって、スパナさんがぼくを「レオ」ってよぶたびどうしていいかちっともわからなくなって。



「はじめまして、ひさしぶり」

 それが、男の第一声だった。
 知らない男を見た相手である小さな子どもは、驚いたような、怯えたような顔をする。
 
「だれですか? ムクロさまのおしりあいですか?」

 あどけない高い声で、問う。
 警戒しているというよりは、人見知りのように、ちょっと下がって距離をとった。、
 しかし、男はそんなことおかまいなしに大またで歩き寄る。

「うちは」

 少し、考えるような顔。
 自分よりもずっと低い子どもの顔を見下ろし、答えた。

「うちは、レオの大切な人だよ」

 きょとんっと、子どもは不思議そうな顔をした。

「ぼく、レオじゃないです、グイドです」
「レオ」

 男は、子どもの言葉を無視するように、腕を伸ばして、突然子どもの軽い体を持ち上げた。
 子どもは、一瞬なにが起こったかわからずきょとんっとしたままの顔で距離の近くなった男の顔を診た。 
 どう見ても、知らない顔。
 なのに、抱き上げ、抱きしめる。まるで、腕の中に閉じ込めるように。
 そして、自分が抱き上げられたとわかった瞬間、子どもは顔を真っ赤にした。

「レオ」
「ぼっぼく、グイドです!!」

 耳元で、優しく囁かれる名。
 それは子どもの名前でないはずなのに、奇妙に耳に馴染み、溶けて行く。
 うまく抵抗できず腕の中でばたばたする子どもに、男は少しだけ腕の力を強めた。確かめるように、その髪や頬に頬をすり寄せる。
 子ども特有の柔らかく滑らかな髪。ぷくっとした頬。
 その感触を味わい、愛しくてたまらないという声で、名を繰り返す。

「レオ」

 子どもは、顔を真っ赤にして、目尻にじわりと、涙を滲ませた。
 抵抗は小さい。
 戸惑っているのだ。どうしていいかわからなず、困惑している。

「レオ、このまま」

 男は笑った。

「このまま、逃げようか」

 あの時は、できなかったし。
 子どもは言っている意味がわからず、答えられなかった。
 いや、答える前に男は抱きしめる形から、子どもを担ぐ形にする。

「え?」

 そして、男は走り出す。
 ぎょっと、遠くで見ていた人間たちがそれに気づいて追いかけた。

「ちょっ!! スパナさん!?」
「グイド!? 沢田綱吉、どういうことですかあれは!」
「俺が知るか!! スパナさん!! どこ行くんですか!? 待ってください!!」
「え? え? あっ……ムクロさまー!! ツナヨシさんー!!」

 やっと状況を理解した子どもが叫ぶ。
 そこからは、まさに怒涛の展開だった。
 子どもの声に応えて、遠くで見ていた一人が炎の推進力で一気に距離をつめ、男の後頭部に蹴りを食らわした。
 手から離れた子どもの体が浮く。しかし、それを子どもが気づく前にキャッチした。
 そして、子どもを一歩遅れた保護者に渡すと、文句を言いたげな男を無理矢理正座させ、説教タイムが始まった。
 保護者は、「もう二度とあわせませんから」っと、叫び、子どもを連れてその場を去る。
 子どもは、瞬きを繰り返していたが、ふと、視線を巡らし、男を見た。
 目が、合う。
 子どもの耳に、まだ「レオ」っと呼ぶ声は残っていた。


 レオってよばれて。
 だっこをされて。
 ぼくはどうしていいかわからなくなってしまいました。
 ぼくはしらないのに。
 ぼくはグイドなのに。
 ぼくは、


「ああもう、沢田綱吉が頭を下げたからしぶしぶ合わせてやったのに、やっぱりまたグイドにセクハラするし、誘拐しようとするし……」
「ムクロさま」
「怖かったでしょう? もう大丈夫ですから」
「あの、ムクロさま」
「……どうしました?」
「ぼく、ぼく、もういちどあのひとに、」

 ぼくをレオとよぶスパナさんにあいたいたくてたまらなくなりました。



 先日言っていた7歳からやり直しパラレルなスパレオをちびっと書いてみる。
 レオくんは一度死んだけど、骸のなんか都合のいい感じの力(おい)で、うちではレオくんと骸がであった頃である7歳に戻ったという。記憶がなくなって1からやり直し中。甘やかされてキレイに育ってます。
 スパナは、レオくんに会いたくてやっと会えて暴走。しかし、レオくんだって、会えてなかったのだから会いたかったんですよ。
 忘れているけど、覚えている。
 そんな感じです。まったく伝わらない★
 後、レオくんとよぶのは、スパナ除けばたぶん、白蘭くらいだと思いました。ボンゴレ側では、やっぱりグイドなんだろうなあ……。
 なんだか連載くさい。いや、連載苦手なんで、どうせ書くなら連作です(続きというよりも、同じ設定で別の話)
 続きを書くなら、きっとスパナはレオくんと何度も駆け落ち(誘拐)しようとして怒られると思われる。もう、自分の知らないところで失いたくない。それなら、あの時一緒に手に手をとって逃げられなかったから、逃げちゃおうと。
 もっと、短く綺麗にまとめたかったのに、嫌にぐだぐだに……。
 ちなみに、骸は驚くと同時に泣きそうです。娘を嫁にやる父親の気分。


拍手レス
10/4
1:28 7才やりなおしレオ君いいですね。誘拐のうえにショタなんてとんでもないスパナだ!
とんでもないことをやってみました!!
 スパナはきっと、年とかそんなものは関係ない。だと信じてます。
 ショタなレオくんとスパナがいちゃいちゃすればいいのにっと思います。飴を一緒に食べるとか……。
 
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日記557日目 


2008.10.04
Sat
07:21

「最近、天気予報にも色々あるんだなあ」
「ああ、花粉とか、湿度とかなあ、場所によっては黄砂とかもあるらしいぞ」
「……」
「……」
「なあ、今、同じこと考えなかったかあ、シャマル」
「なんとなく、わかるな、テュールんとこのガキ」
「……」
「……」

「私のかわいいかわいいかわいいスクアーロ、呼んだかい?」

「ぎゃっ!?」
「ひい!?」



(テュール注意報とかほしいよな……)



 神出鬼没な剣帝に対する注意報とかほしい。
 そんなシャマ&スク。
 今、天気予報にも色々ありますねー。
 まあ、台風と普通の天気くらいしか私は見ないんですが。
 

 スクスクを書いた次の日に、スクスクを見た!
 最高すぎます!!
 同じスクスクでも、うちはかわいくもかっこよくもないのが問題です。
 かわいいとか、かっこいいとか、どう書くんだっけ……。
 私が書くと、キャラが皆総ヘタレに!!
 ヘタレじゃないのは、スパナくらい、かな……!
 積極的だと思われるうちの白蘭だって、グーくん相手だと、いつ裏切るか怖くて告白もできないという……。 
 うちには、ヘタレとまだおと鈍感しかいません!!(断言
 ヘタレとまだおと鈍感好きにはたまあないサイト!! とか自分を誤魔化します。
 誤魔化せてません。 

 スパレオがほしい……。


 今日のエチャは遅くなります!
 ちょっとご用時で!
 でも、やります!!
 明日は休みだから!!(今日は休みじゃない
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日記556日目 


2008.10.03
Fri
07:31

「スクアーロ」

 するっと、部屋の中に入ってきたのは、長身の男だった。
 ただし、その見た目に反して女性的な仕草と雰囲気を持ち、どこか人を引かせるような、しかしどこか親しみを感じさせる。

「なんだあ、ルッスーリアかあ?」

 名を呼ばれた主、スクアーロは、声に反応して顔を見せた。
 その手にはいつもの馴染みの剣を握っている。
 返事を確認すると、男は一度部屋を見回し、溜息をついた。

「ねえ、スペちゃん知らない?」
「すぺー?」

 頬に手を当て、どこにいったのだろうと首を傾げる。
 スクアーロはすぐに答えを出した。

「ボスんとこじゃねえかあ?」
「ボスのところにはいったけど、いなかったのよ。ベルちゃんにもいじられてなかったし、モスカかマモちゃんともお昼寝してなかったら、てっきりここだと思ったんだけど……」
「どっかいったんじゃねえかあ?」
「スペちゃんが誰にも連れ出されてないのにボスとスクちゃんから離れるとは思えないわ」
「……あー」

 納得したような声。
 頬をかいて、ならばどこだと考える。

「………スペのやつは、隠れるとみつけんのめんどいからなあ」

 思いつかなかった。

「そうなのよね。かくれんぼ上手で困るわ」

 スクアーロは少し考えるように動きを止める。
 そして、虚空に目を彷徨わせ、窓に目を付けた。
 ずかずかと窓に近づき、開ける。
 顔をそこから外へ突き出したところで、男はスクアーロの意図に気づいて慌てて耳をふさいだ。
 息を吸う。



「ス ペ ル ビ で て こ い ! !」



 大音量。
 ビリビリと窓と壁が揺れる。
 思わず木々から鳥すら飛び立ち、屋敷のあちこちから物音と罵声が飛ぶ。
 それを一切無視し、スクアーロは窓の外を見ていた。
 数を、心の中で数える。
 葉と葉が、こすれる不自然な音。風ではない、獣でもない。

「0、」

 最後だけ口に出し、窓から素早く身を引いた。
 刹那の差で、そこに銀の塊が弾丸のような勢いで飛び込んでくる。
 窓のそう広くない隙間をくぎりぬけ、カーペットの上に着地した。

「う゛」

 息を吸う。
 現れたのは、華奢な少年だった。
 少年は、鋭い瞳でスクアーロを睨みつける。色は、銀。髪の色と同じ、銀色。
 そして、にっと笑って叫んだ。

「う゛お゛ぉぉぉぉい!! 呼んだかあ?」
「……なんというか、本当に、貴方たち、声が大きすぎるわ……」

 塞いでいた手を下ろし、じんじんする耳をさすりながら溜息をつく。

「そうかあ?」
「普通だろお?」

 そこに、二つの同じ顔があった。
 銀の髪に銀の瞳、スクアーロは長髪であるのに対し、少年の髪が短いことを覗けば、年齢による身長や骨格ほどかし違いが無い。
 じっと、見かけだけではなくその息ピッタリの姿を見て呆れたように男は呟いた。

「まったく、本当にそっくりな兄弟ね、貴方たちは」 
「似てねえだろお?」
「似てないぞお」

 不思議そうな二人に、あえて男はつっこみをいれない。

「で、兄貴ー、俺になんか用かあ?」
「俺じゃねえぞお。ルッスーリアだあ」
「ルッスがあ?」

 なにかあったかっと、考える表情になる少年に、男は今日何回目かの溜息をついた。
 しかし、その表情は慣れたもので、怒ったようには見えない。
 
「スペちゃん、新しい服を買うから採寸させてくれる約束でしょ?」

 ああ、そういえばっと、頷く。
 一応、適当に謝罪の言葉を投げかけるが、反省したようには見えなかった。

「そう、スクちゃんとおそろいのよ」

 にっこりと、男が微笑む。
 すると、少年は顔を輝かせた。

「兄貴とか!?」
「う゛お゛ぉい、ルッスーリア!?」
「ずっと、スクちゃんのお古だったけど、そろそろ新しいのがいいでしょう?
 隊服と、外用のと、オア邪魔でしょ……ふふ、楽しくなってきたわ!」
「待てっつってんだろお、なにが悲しくて弟なんぞとペアルックなんだあ!!」
「あら、スペちゃんは嬉しそうよ?」
「そいつと一緒にすんなあ!」
「ふふ、本当にスペちゃんはボスとスクちゃんが好きだから説得も楽でいいわー」
「つーか、よく考えたら何時の間にスクちゃんって呼んでやがるう!!」
「あら、気づかれたわ」
「気づくに決まってんだろお!!」
「俺、ボスともおそろいがいいぜえ!!」
「てめえは調子に乗るなあ!」
「それもいいわね」
「ルッス!!」

 猛然と怒るスクアーロに、期待に目を輝かせる少年、嬉々としてテンションを上げる男という一種異様な光景が生み出されていた。
 


「文句いいにきたけど、おもしろいことになってるじゃん、うしし」
「めんどくさくてうるさいだけだよ……」
「とりあえず、王子とおそろいも作ってもらおうかなー。もう、本当にスペルビって、鮫の奴と初めて会ったころに似てていじりがいあるじゃん」
「まあ、そっくりだよね……」
「マーモンも作ってもらいなよ」
「遠慮しとく……」



 スペルビ×スクアーロ×スペルビみたいな、スクスク。
 テュルテュル、グーレオときたら、スクスクもやっとかないと!!
 ってことで、現代スクと、10年前スクの兄弟パラレルというなんだかよくわからない複雑さを催しております。
 書いている私だけが楽しい。

スペルビ・主に10年前のスク。
 お兄ちゃんとボスダイスキの弟。ベルやルッスにいじられることが多い。お気に入りはマモとモスカ。
 期待あふるる、純粋な感じ。ただし、戦闘本能とかは殺伐。


 スパレオにすっごい飢えていることに気づきました。
 他人様のスパレオが見たい2008。
 ここにものすごい需要があるのに、供給がないよ!!
 まあ、例え世界に一人きりでも生産を続けるのが私ですが……。
 スパレオ同盟つくりてー。スパレオ茶やりてー。ただし、人はこないけど★みたいな!!
 誕生日前に気づいていれば……!
「誕生日プレゼントはスパレオで!!」
 っとわがままがいえたのに!!
 ただし、誰もくれないというオチつきです!!
 スパレオを語りたい……!!
 
 ふと、事件以降7歳くらいからやり直しレオくんとスパナでスパレオってどうだろうかと。
 レオくんというか、グーくんですが……。
 初めましてだけど、久しぶり。
「だれですか? むくろさまのおしりあいですか?」
 って聞くレオくんに。
「うちは、レオの大切な人だよ」
「ぼく、レオじゃないです、グイドです」
 とか言うところを無理矢理抱き上げて頬とか髪の毛に頬ずりすればいいのに。
 あうあうああうーってなってるレオくんを妄想するだけでかわいい。
 腕の中の抵抗が懐かしくて愛しい。
 そのままさらって逃げようとして骸ファミリーに追いかけられて怒られればいいのに。
 ツナに正座させられるよ!!
 でも、グーくんはドキドキしてわけわからなくなってどうしてこんなになるかわからず混乱するといいです。
 1〇歳(推定)スパナ×7歳レオくん。
 大変犯罪ですね。


拍手レス。

10/1

1:39 外道で化け物なテュールと、天才のはずなのに常に被害者シャマルにいつもときめいています
基本的には、スク受け派なので、スクだと思います!
 そして、うっかりはいつでもありえるのが恐ろしいところ。ボス、ボスがんばって!!
 後、二人はなんだかんだでシャマルが責任とって結婚しそうですが、各方面から殺されそうです。
 とりあえず、テュールには一生付きまとわれて、不幸になるのは目に見えてますね。
 まあ、ある意味で、はっぴーえんど……?

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日記555日目 


2008.10.02
Thu
07:59

 ごーごーごー!!
 なゾロ目なので、いつもと短文と日記の位置を逆にしてみました。
 あれ、短文はというお客様はずいずいっとスクロールを。
 
まずは、誕生日メッセージの方々
>本当にありがとうございます!!
 ありがたく嬉しいお言葉の数々に涙がとまりませぬ!!
 皆様優しすぎる!!
 リアルでは身内にしか祝ってもらえませんでした。
 まあいいか。

 とりあえず。親に1000もらいました。
 やったー……(あれ? 2,000円足りない
 そして、ピザを買ってもらいました。きっとこれが2,000円分(皆で食べましたがね!
 最初は
「何が食べたい?」
「久々にピザ」
「やだ」
 誕生日なのに断られた!!
 でしたが。
 久しぶりにピザ食べたらおいしかったです。

 ↓単行本我慢できず微ネタバレスパレオです。大量の捏造を込めて。



 ふと、目を開けると、微かに青みがかった黒い瞳と目が合った。
 その瞳が一瞬驚いたように見開かれ、すぐに照れたように細められる。
 なんだか、久しぶりだなっとぼんやり彼は思った。
 けれども、高さが違う。
 いつもならば見上げるのは、この瞳の方なのに。

「がんばりましたね」

 そうっと、手が頭を撫でる。
 柔らかな手。そうやって触れられるのは、初めてような気がした。
 頭の下に、少し硬い枕のような感触、近い体温。
 心地よかった。
 このまま目を閉じて眠ってしまいたいほど。けれど、彼は瞳から目が離せない。
 目を離してはいけない気がした。今、焼き付けなければと、見つめ続ける。
 同時に彼は、ぼんやりと考えた。
 どうしてこうしているのだろうと。

「あっ」

 すぐに、思い当たった。
 今すぐ起き上がって辺りを見回したかったが、体が動かない。

「大丈夫ですよ」

 ゆっくりと、告げる。
 幼子を安心させるような、優しげな声。

「貴方は、ちゃんと仕事を全うしました」

 何度も髪を撫でる。

「今頃、あの人は貴方が作った物を使ってくれているはずです」
「レオ……?」

 なぜ、知っているのか、問いたかった。
 知るはずが無いというのに。
 そう、思いだす。彼と相手の距離は、イタリアと日本ほど離れ、そして、その距離は永遠に埋まらなくなってしまったはず。
 けれど、ここにいる。
 触れて、喋り、笑う。

「だって、夢ですから」

 心を読み取ったかのように言う。

「狭間の夢です。日本で言うと、此岸と彼岸の間。僕はもう、ここにしかいられない。ここには、いられる」

 意味はわからなかった。
 だが、夢なのかと、胸に苦いものが広がった。
 久しぶりに、会ったのに、ただの、夢。

「……貴方はあの爆発で一瞬だけ気絶してしまったんですよ。すぐ気づいて、見れますよ、貴方の完成品を」
 
 だけど。
 だけどっと、相手は言う。

「今だけは、この一瞬の夢の間だけは、どうか、僕を――」

 彼は、ただ相手を見ていた。
 動けない体で、抱きしめたいと思った。
 その温もりを、もう一度腕に閉じ込めたいと思ったのに。



 目を閉じて、開けてしまえば、目の前には自らの仕事の完成品が。


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日記554日目 


2008.10.01
Wed
07:32

「ザンザスと同じように殴ってるのに、スクアーロがちっとも私を好きになってくれない」
「殴ってるから好きなんじゃなくて、好きだから殴られても平気なんじゃないのか?」
「その発想はなかった」
「考えろ」



 関係ないけど、今日は私の誕生日です。
 また一つ年をとりました。
 また一つ保守に走ってしまう。
 高校くらいの勢いと元気がほしい。
 例え、それで叩かれても、楽しく生きていきたい。というか、小説にもっとこう、捻くれがほしい。突飛な発想が……。
 若さってなんだ。

 とりあえず、父に何が欲しいと聞かれて

「妥協して、妥協して3,000円欲しい」

 といいました。
 21にもなって三千円。
 本当は一万円欲しかったんだ。
 今時の18歳は3万くらいの服を買っているのに。
 いや、バイトしてないから収入ないし……1万円あったら、本がたくさん買えるし……。
 うん、落ち着こう。
 1万円は大金です。自給700円のバイトで15時間くらいは働かなきゃいけないんですよ!! ほら、大金!!
 一日3時間前後働いて5日分!!
 お金のありがたみがわかりますね。
 とりあえず、3,000円あったら、小説を買います。
 きっと、新装版を買ってしまう……逆に、もらわない方がいい気がしてきました(おい
 何がいいたいかわからなくなりました。
 実習で疲れているせいでしょう。
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category: 日記

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