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日記773日目 


2009.07.19
Sun
00:10

「ありがとう、スっくん、お買いもの付き合ってくれて」

 長身に銀の長髪の男が両手に買い物袋を持って、華奢な女性の隣を歩く。
 はた目から見るとどんな組み合わせなのだと首をかしげるところだが、二人の間に流れる雰囲気は柔らかで長身の男はひどく目つきが悪くガラが悪そうだというのに、なぜだか馴染んで見えた。
 おそらく、それは華奢な女性の与える印象のせいだろう。
 大きな瞳に、明るく活発そうな表情は幼く、小柄だというのに、彼女はあくまで女性であった。それも、母親という強く、しなやかで、包容力のある芯がどこか仕草や態度、言葉に見え隠れしている。

「別にかまわねえぞお」

 女性の素直な言葉に、男はぶっきらぼうに返して目をそらす。
 照れているのか、語尾は小さかった。

「ふふ、家族が増えていっぱい買わなきゃいけないから、本当に助かったわ」

 それを見抜いているのか、軽やかな笑みには、年上特有の余裕がある。

「スっくんは、いい子ね」

 女性が、背伸びをして、ぐっと腕を伸ばす。
 そうすると、やっと男の頭に手が届く。
 思わず、男は立ち止まった。
 その手を、恥ずかしいからっと、道端だからっと、拒むことなど、男にはできなかった。
 ただ、受け入れる。
 さらさらと、優しく撫でる。
 触れたのはほんの数秒。
 それでも、男の胸がかっと熱くなり、どんなに痛めつけられた時よりも涙がこみあげる。
 必死にそれを耐えながら、撫でられた部分を抑えた。

「いい子なんかじゃ、ねえぞお」

 まるで、ずっと小さい子どものような言いぶり。
 けれど、女性は笑う。

「いい子よ」

 みんな、いい子よ。
 そう、女性はあまりにもきれいに笑うものだから。
 きっと、誰だって、彼女の前ではいい子でいたいのだろうと、男は思う。
 この笑顔を向けてもらえるならば、そう、きっと、悪魔ですら。
 悪魔の名前を持つ子どもたちですら、いい子に。



 スクと奈々ママン。
 奈々ママンにかかればやんちゃ、いたずらっこ、いい子に早変わり。
 もう少し描写をなんとかしたかったんですが、うまくいきませんでした。
 奈々ママンはすげえ、すごすぎる。 

 明日はむくろかくろーむか、ひばり予定。

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