04/ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31./06

スポンサーサイト 


--.--.--
--
--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

trackback -- |comment -- | 記事編集

go page top

日記774日目 


2009.07.20
Mon
23:44

 温かで眩しい笑顔を持つ人が、自分の料理を口に運ぶ。
 それを見ているのはひどく緊張して落ち着かなかった。
 きっと、どれだけまずくても、その人が笑って「おいしい」っというのはわかっていたが、それでも、恐縮してしまう。
 どきどきと高鳴る心臓を抑えて、答えを待った。
 咀嚼して、飲み込まれる。

「おいしい」

 予想通りの答えと、予想以上の愛らしいほほえみ。 
 嘘のない美しさに見とれてしまう。

「これは、恋をしている味ね」

 予想通りの答えなどでは、なかった。
 まるで、心の奥底を見透かすような言葉。
 私はどぎまぎして顔を赤くしてしまった。これでは、する気もがいが、否定もできはしない。
 うつむいてもじもじしていると、優しい声が続く。

「誰に向けて作ったのかしら……つっくんだったら母としてうれしいわ」

 誰かしら。
 無邪気にその人は聞いてくる。 
 けれど、私が言わなければ問い詰めたりしないのだろう。

「誰にしろ、幸せね」

 もう一口。
 全部この人は食べてくれるだろう。
 だって、これは、私はこの人の為に作ったから。
 別の人のことを考えながら作ったけれど、この人に食べてもらいたい、味を見てもらいたくて、一生懸命作ったのだから。

「こんなおいしいものが食べれるのだから」

 私はひどくその一言で満たされてしまう。
 なんて、すてきな人なのだろうか。
 私は、こんな人になりたかった。
 いや、できるなら、この人になりたかった。
 そんなことは、どちらもできないと知っていたけれど。 

「そうね、できないわ」

 不意に。
 不意に、私の心を読んだかのようにその人はいう。
 なんと、なんと辛い言葉なのだろう。
 知っていたけれど、知っていたけれど、この人に言われると辛い。
 泣いてしまいそうだ。
 震える私に、その人は、告げる。

「だって、あなたは私よりもずっと素敵な女性になるもの、私のように、なんてだめだわ」

 はっと顔をあげるっと、ゆっくりと料理を食べる人が、ちょっと叱るように眉をつりあげていた。
 全然、怖くない、むしろ、かわいらしかった。

「きっと、きれいで、優しくて、素敵な女性になるわ。その日が私は今から楽しみよ」

 うれしいのに。
 うれしいのに、泣いてしまいそうだった。
 たとえ、いつか私が、この人の言うように素敵な女性になれたとして。
 それでも、きっと、私はこの人に憧れるのだろう。
 この人のようになりたい。
 この人に、なりたい。



 奈々ママンとクローム。
 この二人の組み合わせ、かわいすぎる。
 誰か描いてくれないかな……。

category: 日記

trackback(0) | comment(0) | 記事編集

go page top

« 痛いだが、まだいける!  | h o m e |  日記773日目 »

コメント

go page top

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://aimou.blog85.fc2.com/tb.php/1320-84876c62
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。